ブロックチェーン

三菱UFJ リップルの技術を使って18年に即時決済めざす

三菱東京UFJ銀行は2018年初から、仮想通貨の中核技術であるブロックチェーンを活用した次世代型の国際送金サービスを始める。

先日はインドのアクシス銀行が、リップルを金融システムに採用することを発表したばかり。

米バンクオブアメリカ・メリルリンチなど米欧豪の大手6行と連携。米ベンチャーのリップルが持つ技術を活用し、即時決済を可能とする。高止まりしていた手数料も引き下げる見通しだ。新技術を通じた世界連合で、銀行システムの利便性を高める。

銀行は多額の費用を投じ、他者に侵入されにくい頑丈なシステムを構築してきたが、その維持・更新コストは経営の重荷だった。そこで三菱UFJなどはブロックチェーン技術に注目。大規模なサーバーなしに低コストでシステムを開発でき、高度な暗号技術で情報を改ざんされにくい強みを生かすことにした。銀行間の情報融通も一段とやりやすくなるとみる。

新サービスには下記の大手7銀行を筆頭に、合計90行程度が参入する可能性がある。

東京三菱UFJ
バンク・オブ・アメリカ・コーポレーション(米)
スタンダードチャータード銀行(英国)
ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(英国)
サンタンデール(スペイン)
CIBC(カナダ)
ウエストパック銀行(豪)

三菱UFJ銀は昨年16年末に、行内で新技術を使った米国への送金実験に成功。本格的なシステム開発を進めるため、世界の金融大手との連携で国際送金を共同化することにした。

2018年初めに個人の利用者向けにサービスを始め、徐々に企業向けに拡大する。国内メガバンクによる具体的な実行計画が明らかになるのは初だ。

ブロックチェーンを活用する利点

国際送金する利用者の手順はそれほど変わらない。これまで通り、インターネットや店舗で送金を依頼する。

銀行側は資金決済ネットワークを通じて送金を実行するが、今は国際銀行間通信協会(スイフト)を通じて送金情報をやりとりし、複数の銀行を中継して資金を送っている。

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新たなシステムでは、中継銀行を通さずに送金先の銀行にお金を届けられる。即時決済が可能になり、着金情報の確認も容易になる。利用者の利便性は高まる。また送金前にお互いの口座情報を確認できる機能があり、反社会的勢力の取引排除にも役立つという。

現在の三菱UFJ銀行の海外送金手数料は1件3000~5500円。しかも決済には数日かかるが、ブロックチェーンを活用すれば手間を省き、運営コストも軽くなることから、顧客向けの手数料水準も下がる見込みだ。

手数料の収益源の代わりに得るもの

銀行は高い手数料という収益源を失うが、システム開発の経費や、情報漏洩などセキュリティー確保のための投資を減らせるのは大きい。足元では安価な手数料を武器にしたベンチャー企業が相次ぎ立ち上がっており、三菱UFJは次世代の決済ネットワークで主導権を握るほうが今後の経営には重要だと判断した。

この7つの銀行が使うブロックチェーン技術はお金のやり取りだけでなく、一般的な契約の記録などへの応用も期待されている。

7行は新たな国際決済網づくりを踏まえ、将来的に送金以外の機能を加える方向で検討を進める。今は貿易の際に売買契約を結んだ後で銀行間の資金決済を別途手掛けるが、一体化も実現する可能性がある。

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XRPは本日取引量が増加、価格も高騰している。現時点で前日比が約110%超(2倍以上!)になっており、その勢いはまだ続いている。今後の値動きに注目です。

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出典:http://www.nikkei.com/article/DGXLASDC30H1H_Q7A330C1EA2000/
三菱UFJ、送金効率化へ世界連合 米欧豪6行と18年即時決済、手数料安く

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