仮想通貨全般/経済

テザー、5億ドル相当のUSDTを消し去る

Tether(テザー)社は、米ドルとリンクした同社の名と同じ名称のステーブルコインであるテザー(USDT)を約5億ドル破壊したとツイッターで発表した。

これらのトークンは最近まで”Tether treasury(テザー・トレジャリー)”というアカウントで保有されていた。

この数週間、大量のUSDTがテザー・トレジャリーへ流入するのが確認されており、特に先週、USDTが同等とされてきた1ドルの価値を割ってからは、テザーに対する不信の声がさらに高まっていた。

10月14日、USDTが1.00ドルを下回り始め、10月23日に6億8千万ドルが会社のテザー・トレジャリーへ移された。これらの転送はすべて、所有と管理に関してテザーと重複する仮想通貨取引所のBitfinex(ビットフィネックス)によって制御されたアドレスから行われた。

ビットフィネックスのコールドウォレットの残高は、9月上旬以来、約10万BTCが減少しており、取引所が市場からテザーを買い戻すためにビットコインを費やしてきたと言われている。これは、対ドルレートを1ドルまで戻し正当性を保つためなのか、あるいはステーブルコインビジネスを完全に撤退するつもりなのかと憶測されている。

これらのUSDTの移動の結果、テザーの供給はおよそ1週間半で4分の1に減少し約20億ドルとなった。今やテザーは流通を経たれたばかりか、完全に会社によって消し去られてしまった。

この件についてビットフィネックスのスポークスマンのKasper Rasmussen氏は、テザーが意図的に供給を縮小していることを否定した。

テザートークンは、循環する量が、例えば、ビットフィネックスまたはテザーが運営するのに必要な量を超えたような場合に「償還」できる。

そして、抹消されたトークンのほとんどがビットフィネックスのウォレットから送られてきたことについて「ビットフィネックスはテザーの主な顧客のひとつである。」と主張している。

テザー社は24日の発表で、テザー・トレジャリーのウォレットにある全てのUSDTを抹消していないとしており、約4億6,600万ドルが「将来の米ドル発行の準備措置として」口座にまだ残っていると述べた。
 

テザー社が述べていることは事実なのか?

今回の発表は、テザーがホワイトペーパーに記載した単なる「償還」プロセスであるとしてUSDTのテザー・トレジャリーへの移動を印象づけた。

2016年のワイトペーパーには、USDT保有者が米ドルで直接トークンを償還できることが明記されている。

テザー社は、すべてのUSDTトークンは米ドルのデポジットに裏付けされていると主張しているが、この主張に対して多くの懐疑派は、USDTが実際に完全に担保されているとは確信していない。

テザー社やビットフィネックスへ疑問を呈するツイッターユーザーである”Bitfinex’ed”は、この「償還」と主張する資金移動について異議を唱えた。


「テザーをドルに変換し、テザー社からお金を送金してもらったと名乗り出た人は誰もいない。」

これに対し、ビットフィネックスのRasmussen氏は、違うと主張。「実在します。テザー社と直接取引する顧客はTether Ltd.を通じて償還することが出来る。」と述べた。

しかし、多くの人がテザーを使ってUSDTトークンを米ドルに変換することは不可能であると断言している。

出典:https://www.coindesk.com/tether-just-burned-500-million-usdt-stablecoin-tokens/
Tether Just Burned 500 Million USDT Stablecoin Tokens

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