ブロックチェーン

富士市、ブロックチェーンで商店街を活性化。

ビットコインなどの仮想通貨の技術を生かして、資金力が限られる店でも、スマートフォンを使った割り引きサービスなどを低コストで提供できるようにしたシステムが開発され、1日、静岡県の商店街で実証実験が始まりました。

この実験は、静岡県富士市の「吉原商店街」が地元の静岡銀行などと共同で始めました。
新たに開発されたシステムは、利用者がスマートフォンに専用のアプリ、その名も”ネコバン”を取り込むと、商店街の各店舗で割り引きサービスなどが受けられる電子クーポンを利用できる仕組み。取り引きのデータをインターネット上に保管できる仮装通貨に使われている「ブロックチェーン」を活用していて、店側は、大規模なサーバーや専用の端末がなくても、こうしたサービスを提供できるのが特徴です。

電子クーポンを利用して調理器具を購入した50代の女性は、「スマートフォンは多くの人が持っているのでカードより便利だと思う。今後も使っていきたい」と話す。

商店街の振興組合の内藤勝則理事長は、「スマホを使い慣れた若い人たちにも来てもらうことでにぎわいを取り戻したい」と話しています。

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(NHK NEWS WEBより)

実験を行っている「静岡銀行」の経営企画部の今井友紀子さんは、「今回の仕組みはコストが安く抑えられ、専用の端末を導入する必要もないため商店街でも導入しやすい。地域に根ざした店に導入してもらうことで地域の活性化につなげたい」と話す。

実験を行っている静岡銀行では、来年2月までこの商店街で利用状況などを確認したうえで、ほかの商店街などにも導入を呼びかけることを検討していて、人口の減少やネット通販との競争で、一段と厳しさを増す商店街の活性化につながるか注目を集めそうです。

「吉原商店街」とは

「吉原商店街」は、東海道の宿場町として栄えた静岡県富士市の中心街にあり、商店街の振興組合によりますと、昭和50年代には1日1万人の買い物客が訪れたということです。しかし、その後は、商店街の中にあった大型スーパーが閉鎖したことや、郊外のショッピングセンターに客が流れたことなどから買い物客は減少傾向が続いているということです。営業をやめる店も多く、現在は、商店街にあるおよそ130の店舗のうち、10%程度が空き店舗になっているということです。

吉原商店街のツイッターには、早くもテレビ取材を受ける商店街の人たちのもようがアップされており、商店街の活性化に勤める人たちの強い思いが伝わってきます。

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(吉原商店街のツイッターより)

出典:http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161201/k10010791511000.html
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