ビットコイン(BTC)

ビットコインがベネズエラの経済危機を救う

ロイター通信によりますと、子供を捨てる母親もいると悲惨な状況の中、食料や薬が不足し、ベネズエラの人々が飢えているようです。

彼らは1ヶ月約6ドルで生活し、1度の鶏肉料理で彼らの1ヶ月の給料が吹っ飛んでしまう事態であり、貧困層にある数千人のベネズエラの家族にとって難しいクリスマスとなるだろう。そのうちのいくつかは深刻な飢餓に直面している。BBCが伝えています。

一度は南アフリカでも最も豊かな国になりましたが、その後は急激な原油価格の下落が社会主義政府の景気後退を招き、インフレを誘発してしまいました。政府は紙幣を更に発行し、それを抑えようとしましたが昨年180%だったものが500%のハイパーインフレになるとIMF(国際通貨基金)は予想しています。

現在の最高額紙幣は50ボリバルで、0.01ドルに相当する。つまり、ベネズエラの人々が1ドルのコーラがあったとして、それを買うために50枚もの50ボリバル札が必要という状況です。

20161219_01
インフレにより、紙幣価値が暴落。大量のお札を持ち歩くしかない。

20161219_02
スーパーには食良品が不足している。(写真:Daily Mail Online)

ベネズエラで最も人気のあるSur Bitcoinでは、1BTCが2,150,047ボリバルの値を付け、Googleの為替表示計算だと、20万ドル以上(約2,000万円)の価値があることになってしまいます。ただそれはあくまでも公式レートであり、実際のマーケットでは現在、1ボリバル約4000ドルま切り下げて取引されておりビットコイン価格は約537.52ドルになります。

ベネズエラでは現在、現金が不足しています。先日、少し触れましたがベネズエラでは、高額紙幣の100ボリバル札(2セント)が突然廃止されました。これらが混乱を来たし、10代の少年が銃で撃たれ死亡するなど悲惨な事件も起きています。

チップで6ドルをくれる隣国のリッチなアメリカ人や、その他の富裕層が救い出してくれるのでしょうか?いいえ、時代は少し変わってきています。ある有名なビットコインフォーラムではビットコインや食料を貧困層に届けようと言う動きがあります。これが多くの人の目に触れることになれば、もっと多くの救いの手を受けられるかもしれません。

果たしてビットコインで本当に援助することが可能なのでしょうか?

20161219_03
貧困層が喘ぐベネズエラのスラム街をバックに、ゴルフを楽しむ富裕層。経済危機などどこ吹く風。
 
20161219_04
ゴルフクラブの内部。豊富なスイーツが豪華に盛り付けられている。
(写真:Daily Mail Online)
 
 

「ビットコイン」が、発展途上国の支えに

分散型通貨としてのビットコインは、高い流動性と安定したグローバルな為替相場、そして最も大事である透明性という利点を持つ。ベネズエラの人々が米国ドルをブラックマーケットで購入したとしても、国外から外貨を空港や国境を越えて持ち込むような通貨管理は事実上不可能でしょう。

ボリバルは毎日のようにその価格を下げており、現地の人々はビットコインのようなオンライン上で利用することで自国に食料を届けることが出来るようなアセットや通貨を探し求めています。ベネズエラの住民や、ベネズエラを訪れる旅行者たちは、ビットコインの利用を通してAmazonのようなeコマースのプラットフォームにアクセスすることで食料を調達し始めているそうです。

メジャーなプラットフォームはビットコインを直接的には受け入れていない一方で、Purseのようなeコマースのプラットフォーム上で誰でも仮想通貨を利用して商品を購入することが出来るようなサービスが存在しています。

“ビットコインは、ベネズエラや世界、そのどちらにおいてもメインストリームではありませんが、テクノロジーの分野で注目が集まっています。異なる業界からこれからさらにもっと参入したいと考える企業は増えてくるでしょう”と、CryptobuyerのJorge Farias CEOは語る。(Cryptobuyerはビットコインを利用して食品などの商品が購入できるプラットフォーム)

“Cryptobuyerを利用すれば、ビットコインをボリバルに換金し、携帯電話料金、テレビ代、水、電気代など、ボリビアでの日常的な生活における必要な支払いを銀行送金のように行うことが出来ます”と、Farias氏は語る。

ガーディアンによる他のビットコイン利用者に対する取材では、母親の骨ガンの治療に必要な薬を買うために、ビットコインに頼っている33歳の中古の靴屋のオーナー事例が掲載されています。彼は取材に対し、地元のビットコイン取引所でビットコインを購入し、ガンの治療に必要な治療や薬代を代わりに購入してくれる友人に送金していると話しています。

出典:https://www.cryptocoinsnews.com/can-bitcoin-help-venezuelas-crumbling-economy/
https://jp.cointelegraph.com/news/venezuelans-are-buying-bitcoin-to-purchase-basic-goods-treat-cancerJP/jp

ピックアップ記事

  1. ブロックチェーン推進協会 設立8ヶ月弱で加盟企業数が100社を突破
  2. 中国人民銀行、「法定数字貨幣(仮想通貨)」導入に向け本気?
  3. アルトコイン(オルトコイン)ってなに?
  4. 楽天 三木谷氏×MIT – 伊藤氏 「Fintech革命に日本が取り…
  5. 三菱UFJ リップルの技術を使って18年に即時決済めざす

関連記事

  1. ビットコイン(BTC)

    下落トレンドの底値は近いのか?

    仮想通貨市場は依然として弱気なトレンドを継続しており、多くの仮想通貨ト…

  2. ブロックチェーン

    フリマアプリのメルカリが仮想通貨ビジネスに参入

    フリマアプリで大人気の「メルカリ」が2017年11月に設立した子会社メ…

  3. 仮想通貨、経済ニュース

    仮想通貨市場、3650億ドルに到達。強気相場の始まりか?

    今週CCNが仮想通貨市場が3500億ドル規模にむけて続伸、注目を集めて…

  4. 仮想通貨、経済ニュース

    米半導体メーカーNvidiaのCEOが悩むほどのマイニング需要

    米国を拠点とする半導体メーカーNvidia(エヌビディア)は先日、通期…

  5. 仮想通貨、経済ニュース

    GMOビットコインのマイニングに参入 独自チップ開発へ

    GMOインターネットは9月7日、ビットコインの採掘(マイニング)事業を…

  6. ビットコイン(BTC)

    中国政府による新たな資本規制―ビットコインに新たな追い風?

    10月から急激に上がり続けたビットコインは、今週は84000円~850…

過去記事

bitFlyer ビットコインを始めるなら安心・安全な取引所で

新着記事

bitFlyer ビットコインを始めるなら安心・安全な取引所で
  1. ビットコイン(BTC)

    中国3大ビットコイン取引所に問題発覚
  2. ビットコイン(BTC)

    BitcoinTalk.orgの顧客データベースがDarkWebにて売りに出され…
  3. ブロックチェーン

    オーストラリア大手電力会社、ブロックチェーン電力売買の実証に着手
  4. アルトコイン

    イーサリアムクラシックの価格に上昇の動き
  5. ビットコイン(BTC)

    中国債券バブルの崩壊と人民元の成長鈍化―差し迫るビットコイン価格の高騰
PAGE TOP