20170308

フィンテック

「ロボアド」をご存知ですか?

近年、注目度が上昇しているロボットアドバイザー(ロボアド)。東海東京証券が実施した調査で、ロボアド関連の商品について「購入したい」または「興味がある」と回答したのは、投資商品保有者の43%で、投資商品非保有者でも24%いることが分かった。調査は11月、全国20~69歳の男女500人を対象にインターネットで行われた。

ロボアドとは、その人に適した投資ポートフォリオを作成し、自動で商品を提案してくれるサービスだ。ファンドマネージャーなどの「ヒト」が行うのではなく、AIなどを使ったコンピューターが行うことで低コストでのサービス提供を可能にしている。

投資商品を購入しない理由は?

調査対象の500人のうち、「現在、投資商品を持っていない」と回答したのは352人であった。投資商品を購入しない理由として、「素人には難しい、難しそうだから」「十分な知識・経験がないから」がほとんどだった。

また「どんな商品を選べばいいのかわからない」「損をすることが怖い・不安」「まとまった金額が用意できない」「投資をする資金がない、余裕がない」「なんとなく怖い・不安だから」などの理由が続いている。

知識の不足については、お金や投資の子供のころからの教育がされていないことが影響しているのであろうか。
 

魅力を感じる投資商品は何か

魅力を感じる投資商品について、「元本割れリスクが低い」「期待リターンが大きい」「必要なときに解約できる」の3つに対し「非常に魅力的だと思う」または「魅力的だと思う」の回答が40%を超えた。

それらに次いで、「1万円など少額から投資できる」「ネット上でいつでも運用状況の確認ができる」「積み立てができる」があり、さらに、「元本割れリスクが低い」「期待リターンが大きい」といった運用結果についての魅力も続いている。また「いつでも解約」「少額投資」「ネットで運用状況を確認」「積み立て」なども高い。

ほかに3割以上の人が挙げた魅力としては、「短期間で結果が出る」「運用の履歴がすべて細かく表示される」「申し込み手続きや管理がネット上で完結する」「急激な相場変動へのリスク措置を自動で行ってくれる」「将来の運用予測シミュレーションができる」「運用目標からかけ離れたときにアラートが届く」「円ドル相場の影響を受けない」「自分のライフステージや目標に合った資産運用プランを無料で提案してくれる」「追加の購入ができる」などだった。

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投資の「障壁」をロボアドが取り除く?

同社が挙げたロボアドの特徴は4つで、「簡単な質問への回答だけで、その人にあったポートフォリオや商品を出してくれる」「多種多様な提案・紹介内容で、長期にわたった運用でリターンを得ることを目指すものが多い」「比較的低額(1万円~10万円程度)から投資でき、追加購入や積み立てができるタイプもある」「Webやスマホアプリで申し込みから管理まで済む」――である。

ロボアド商品を「購入したい」または「興味がある」とした理由は、「知識・経験がなくても投資ができそう」が65%と最も高く、「手間や時間をかけずに投資ができそう」が54%と2番目に多かった。その他、「低い手数料で投資ができる」「少額から投資ができるので、自分にも可能だから」など、投資商品非保有者が投資商品を所有しない理由を解消するものが多く含まれている。

この調査結果から分かるのは、投資商品を所有していない人が感じている、投資への多くの「障壁」がロボアドによって取り除かれるかもしれないということだ。
 

日本でもロボアドへの関心も高まる

日本のFinTech普及率は確実に浸透してきているといえるだろう。幅広い層が利用しやすい決済・送金サービス、ネットバンキング、デジタル投資などに消費者の関心が集中しているほか、ビットコインによる取引も徐々に伸びを見せている。決済からクラウドファンディング、仮想通貨、ソリューションまでその分野は多岐にわたる。

ロボアドバイザーに代表される投資マネージメントについては、日本国内での注目度も高い。特に積極的にIT・デジタル技術の導入を図る銀行に口座を持つ消費者の間では、ロボアドバイザーへの関心も他のFinTechサービスに比べて高く、新たな動きがあるか注目が集まる。

日本のロボアドの具体的なサービスとしては、三菱UFJ国際投信「PORTSTAR」をはじめ、続々とユニークなサービスが登場している。
サイトで簡単な5つの質問に答えると、ロボアドがあなたの傾向を読み取り、適切なファンドを教えてくれる。サイトはこちら

次世代顧客層であるミレニアル世代の投資家をターゲットに、SigFig、Wealthfront、Bettermentなどのスタートアップが世間に送り出したロボアドバイザーだが、現在ではWells Fargo、Bank of America、Morgan Stanleyを筆頭とする国際大手銀行が競うように開発、提供に乗り出している。今後、競争がますます激化していきそうだ。

出典:https://fintechonline.jp/archives/101507
FinTechが最も普及している国は……? 日本でも注目のロボアド

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