中国の北に位置する内モンゴル自治区のオルドス郊外にある、SanShangLiang工業団地に世界最大規模のビットコインマイナー軍団のマイニング工場があります。その大規模施設を海外メディアQUARTZが取材しているのでご紹介します。
そこは以前石炭の採掘ブーム時に建てられた工場で、半分作りかけのまま外側だけ放置された抜け殻がありました。そこが今、新たな仮想通貨の採掘現場となっているから面白い。
この工場は北京に拠点を置く「Bitmain」が有するもので、ビットコイン生成の為に毎秒何十億もの計算をするための設備が置かれています。
Bitmainの50人のスタッフは24時間動いている2万5000台のマシンを8つのビルで管理しているという。そのうちのひとつのビルではライトコインを専門に採掘しているそうです。
(8棟のうち1棟はライトコインをマイニング)
ビットコインのマイニングには膨大な電力を消費します。そのため、巨大なマイニングプールとなると電気代の安い場所に設置されることが多いのです。オルドス鉱山は2014年に設立され、中国で最も古い大規模掘削鉱業施設となっており、 Bitmainは2015年にそれを買収しました。
主に石炭火力発電所からの電力で動力を供給されていて、毎日の電気代は39,000ドル(約425万円)です。 驚くことにBitmainは、このほか南部の山岳雲南省や西部の新疆ウイグル自治区など、中国の遠隔地にある他のマイニング施設も運営しています。
(電気コードとヒューズボックス)
このような莫大なコストにもかかわらず、マイニングは依然として有利な事業のようです。現在1BTCあたり約4,000ドルのビットコイン価格では、マイナーは1日に700万ドル(約7億6300万円)以上の新しいビットコインをマイニングできるといいます。計算処理能力が増えるほど、その数百万の金塊を獲得する可能性が高くなります。Bitmainは、ビットコインネットワークの処理能力の4%以上を占めており、ビットコインのマイニングで利益を生み出すのであれば、このくらいの施設が必要だということになります。
ビットコインの成長はまだまだ続きそうです。
(マイニング機材を備えたラックが並ぶ)
(棟の間に廃棄されたチューブとケーブル)
(棚の上に設置されたビットコインマイニングマシンとバッテリー)
(正常に稼動しているかチェックするスタッフ)
(棚を掃除するスタッフ)
(巨大なファンで工場内の空気を循環させて、大量に発生する熱を冷却している)
(スタッフが働く工場内のオフィス)
(マイニング機材の空箱や梱包材が置かれた倉庫)
(マイニングマシンを直すスタッフ。熱により故障することはしばしばある)
(メンテナンスしたマシンを棚へ戻すスタッフ)
(モニタリングしているオペレータ)
(ビルの外側)
(変圧器の巨大スイッチ。マイニングとは別棟で管理されている)
(変圧器にアクセスする鍵)
(マイニング施設のあるオルドスに住む地元のスタッフ24歳のホウ・ジェさんはメンテナンスを担当。7人のスタッフとルームシェアしている)
(夕飯を準備しているところ)
(スタッフは食堂で一緒に食事をとっているところ)
(一棟を上から見たところ)
出典:https://qz.com/
ここから登録すれば今なら最大5,000円のビットコインがもらえる期間限定キャンペーン中!
初心者の方ならゼッタイお薦めはコインチェック。