アルトコイン

ビットコインキャッシュが、ハードフォークの発表で強く上昇

ビットコインキャッシュの開発を推進するビットコインABCは、ビットコインキャッシュのアップグレードとして、11月13日のハードフォーク計画を発表しました。

現在のアルゴリズムに使用している難易度調整『Emergency Difficulty Adjustment(EDA)』に起きている問題を修正するためのハードフォークです。

8月1日にビットコインから分裂したビットコインキャッシュは、ビットコインよりブロックサイズが大きく、送金スピードが速いとされています。しかし実際はビットコインキャッシュに発生している問題があり、今回はそのデメリットを修正するためのアップグレードとなるため、注目が集まっています。

アルゴリズム「EDA」に修正が必要なのはなぜか?

ビットコインキャッシュはビットコインからハードフォークをする際に、マイナーのハッシュレートが十分に集まらなかった対策として、(実際に、最初はマイニング行うプールはほとんどなかった)『Emergency Difficulty Adjustment(EDA)』と呼ばれる難易度調整アルゴリズムを採用していました。

これは、マイナーがマイニングをたくさん行なえばマイニング難易度が上昇し、逆にマイナーが少なくなれば、マイニング難易度が下がる仕組み。

これによって何が起きたかというと、当然、マイナーは難易度が下がればマイニングを行い、難易度が上がるとマイニングをやめてしまう事態が起きました。

そのためブロックの生成時間が安定せず、ある時は多くのブロックが採掘されたり、そうかと思えば採掘されなかったりと、ネットワークの安定性を欠いていました。そうなると送金詰まりなどが発生し、送金詰まりが解消された後はパニック売りや、他のコインへ乗り換える人が増え、大きな下落を生む一面もあったのです。

そこで今回のアップグレード、ハードフォークを行なうことになったのです。

ビットコインABCで、ビットコインキャッシュ開発主導である、アモリ・セシェ氏は、このようにインタビューに答えています。

元のビットコインキャッシュの “EDA”は、ビットコインキャッシュが少数派チェーンとして生き残ることを可能にしましたが、ハッシュレートに荒々しい変動をもたらします。 これはユーザに対して、一貫してすみやかな確認を行なうごとが出来ないうえに、コイン発行スケジュールを大幅に変更させるのが問題でした。

 

11月13日のハードフォークに対する声明

ビットコインABC開発チームは、ビットコインキャッシュの今後のハードフォークに関する声明を、今週月曜日に発表しました。

新たなコンセンサスルールの適用は、「1510600000」のタイムスタンプが押されるブロックから生じます。それは、11月13日(月)午後2時06分(日本時間:午後11頃)となります。

 
アモリ・セシェ氏はインタビューでこのように伝えています。

ノードをアップグレードする必要があります。いくつかのウォレットはアップグレードが必要だし、そうでないものもある。ウォレットの持つ技術によって変わってきます。

今回のアップグレードでは、今度は分岐が発生することはなさそうなので、全体のリスクは経験されていると見ています。

しかし開発者は、ユーザーは疑わしく思うのであれば、blockdozer.com or blockchair.comのようなエクスプローラーで、トランザクションの再確認をすることをおすすめします。

ハードフォークをスムーズに進めるためには、分散型ビットコインキャッシュ開発コミュニティ、そのなかでも特に他のノードおよびウォレット開発チームが、11月13日より前にソフトウェアをアップグレードする必要があります。

このプロジェクトの開発者は、「ビットコインキャッシュのマイナー達と連絡を取っており、このアップグレードは期待されている。」と述べています。

DAAのアップデートを含む、ソフトウェアの新しいバージョンは11月1日以前に公開するとされています。
 

解決策は新しい「DAA」

D601というアルゴリズムに基づいて開発された、新しい難易度調整アルゴリズム「DAA」(Difficulty Adjustment Algorithms)が解決案として挙がっています。

DAAアルゴリズムが行なおうとしている下記の5つの基準が、声明には記載されています。

・平均ブロック間隔を600秒にして難易度をハッシュレートに調整しする。
・ハッシュレートが安定しているときの、突然の難易度変更を避ける。
・ハッシュレートが急激に変化したときに、難易度を即座に調整する。
・ハッシュレートと難易度の間のフィードバックからの振動を避ける。
・タイムスタンプ操作などの攻撃に対して復元する力を持たせる。

これがオリジナルのDAAアルゴリズムに組まれていたEDAを修正する解決策になるとしています。

ビットコインキャッシュ開発チームは、「D601(アモリ・セシェ氏の提案)が必ずしも最高の性能を有するとは限らないと思うが、D601が最もリスクが低いと思われるのでこの選択に至った。」としています。
 

ビットコインキャッシュの価格が反応

この発表により、市場は反応しています。ビットコインキャッシュの価格は現在強く上昇しています。

20171102-1

11月2日の仮想通貨市場は、ビットコインの勢いはそのままに、80万円到達目前です。他の主要アルトコインはほぼ全滅ですが、ビットコインキャッシュは大きく上昇しているのがわかります。10月24日には3万円代まで下落していましたが、本日6万円を超える高値となっており、現在もその勢いは続いています。

多くの人が、現在勢いのあるビットコインと、利便性の高まるビットコインキャッシュへ資産を移しているとも考えられます。

20171102-2

このハードフォークが行なわれるまで価格は上昇し続けるのか、そしてハードフォークは成功するのか、今後に注目です。こうなってくると、ビットコインキャッシュの押しメンであった、あの怖い人の顔が浮かんできます…。

(「ビットコインキャッシュを無視してはいけない。」と語っていた人はこの人。)

参考:https://news.bitcoin.com/bitcoin-cash-hard-fork-plans-updated-new-difficulty-adjustment-algorithm-chosen/
Bitcoin Cash Hard Fork Plans Updated – New Difficulty Adjustment Algorithm Chosen

ビットコインキャッシュも買えます。
盗難補償ありで、初心者にも見やすいアプリ画面。
コインチェックでの仮想通貨取引がおすすめです。
日本で一番簡単にビットコインが買える取引所 coincheck bitcoin

ピックアップ記事

  1. 独自仮想通貨「琉球コイン(仮)」沖縄で構想
  2. Wirexカード個人認証して限度額を上げよう
  3. スマホがSuica決済端末となる実証実験をJR東日本が開始
  4. ブロックチェーンが証券市場に革命をもたらす – ドイツ銀
  5. 現金が無くなる日が来る!?

関連記事

  1. アルトコイン

    新仮想通貨「スチーム」が急騰、過去2週間で1000%超

    [ニューヨーク 12日 ロイター] - 仮想通貨情報サイトのコインマー…

  2. アルトコイン

    リップルは下落、ビットコインキャッシュが上昇

    本日10月18日の仮想通貨市場は、前日に引き続きリップル(XRP)が下…

  3. アルトコイン

    イーサリアムの「ビザンチウム」ハードフォークが延期

    Coindeskの報道によるとイーサリアムの第3弾ハードフォークとなる…

  4. アルトコイン

    イーサリアムクラシックのクラウドファンディング「ETCWin」

    Ethereum Classic(以下ETC)のデベロッパーのドンこと…

  5. アルトコイン

    韓国大手Bithumbの取り扱いでMonero(モネロ)の価格が150ドルに

    8月の後半からモネロの売買が、明らかに勢いづいています。特に8/21~…

  6. アルトコイン

    イーサリアムクラシックの価格に上昇の動き

    昨日まで$1を割り込み、風前の灯、このまま低迷の一途をたどるかのように…

過去記事

bitFlyer ビットコインを始めるなら安心・安全な取引所で

新着記事

bitFlyer ビットコインを始めるなら安心・安全な取引所で
  1. アルトコイン

    Apple PayにRippleの技術を採用!?
  2. ビットコイン(BTC)

    セキュリティソフトの生みの親ジョン・マカフィー 政治から一転ビットコインをマイニ…
  3. ブロックチェーン

    山陰合同銀行、社員食堂で仮想通貨支払い
  4. アルトコイン

    リップルが26億円相当のXRPをベンチャーファンドに出資
  5. 仮想通貨市況

    ビットコイン、イーサリアム:7月17日の相場
PAGE TOP