ビットコイン(BTC)

先物取引上場が、ビットコイン経済に与える影響について

今月11日にはシカゴ・オプション取引所(CBOE)が、18日にはシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)がビットコイン先物取引をそれぞれ上場しました。

先物契約は、投資家がその物(この場合ビットコイン)を実質的に所有することなく、ビットコインに投資することを可能にする取引です。

投資家は、代わりにビットコインの価格を追跡する契約を購入し、契約満了日までに契約価格の増減を予想して、契約満了日の時点で差益を得ることが出来ます。

初回はCBOEでの先物契約は2018年1月17日に期限切れとなり、CMEグループでの先物契約は2018年1月26日に期限切れとなります。この前例のないイベントはビットコイン経済に大きな影響を与える可能性があります。

以前、ブルームバーグで報道されたことがありますが、ビットコインの大部分は少数の投資家によって保有されていることは、仮想通貨界ではよく知られている話です。

約1000人の大口投資家達が存在していると噂されており、相場をも動かせる保有量であることから「クジラ」と呼ばれています。このクジラ達がビットコイン全体の40%を保有しているのではないか。と言われています。

このクジラの動きによっては、ビットコインの価格は上下どちらへでも動く可能性があるため、仮想通貨界隈ではこの動きが懸念されています。

CBOEが初の先物上場を行なう前に、ビットコインが一時145万円まで下落したのも、先物がはじまることによって乱高下を懸念したユーザーらが利益確定に動いたことが考えられます。このように何があっても長期保有を決めている投資家以外は今後の価格の動きに注視しつつ、アンテナを張っておいて、危なくなれば一時非難する勇気も重要です。

それでは、考えられる3つのシナリオを見てみましょう。

 

ショート(売り)のシナリオ

クジラ達がショートポジションを先物契約でとっていた場合、現在の価格よりも契約満了日には価格が下がると予想していることを意味します。

クジラには計り知れないほどのビットコイン保有量があり、先物契約を結んだ価格よりも低い価格で契約が終了すると予想しているため、契約終了日までにクジラがビットコインを買い上げて価格を上げておき、契約が満了する数時間前に、取引所で膨大な量のビットコインを売却したとします。

価格が上がったところで、取引所で現物のビットコインを売り払うことにより先ずは売却差益を得られます。そして大きな売りが出たことによって市場価格が暴落、そうなると先物契約でショートポジションをとっていたことにより、契約価格よりも契約終了時の価格が下がったことにより更に先物市場での差益を得ることが出来ます。
 

ロング(買い)のシナリオ

それとは全く逆のことが起こる可能性もあります。クジラ達がロング(買い)ポジションを取っていることも考えられます。その場合は現在の価格よりも契約満了日には価格が上がると予想していることを意味します。

契約が満了する直前にビットコインを大量に売却するのではなく、さらに購入して契約を失効させることで、先物契約価格を超えてビットコインの価格を引き上げることになります。

このシナリオも可能性はありますが、ショートポジションのシナリオほど説得力は高くないようです。クジラがロングポジションでビットコインの価格を押し上げるために共謀した場合、彼らは再度ビットコインを、安い価格で買い増しする機会を得られないことになります。
 

もしくは…


先物上場の前に、大口機関が仕掛けてくれるのではないかと色々と噂はありましたが、未だ大きな動きはありません。取り越し苦労であった感じも見受けられ、ビットコインの価格は揚々と上がっています。

このまま何も起こらない可能性もあります。考えすぎているだけで、1月17日、2月26日には、別段ビットコイン経済にとって何も重要な日ではないのかもしれません。

未来のことは誰にも分かりません。しかしながら、こういったシナリオが存在するということは、知っておいたほうが投資する上で良いと思います。何も考えずに大事なお金を投機するより、現在の状況と未来に起こりうる可能性に目を向けて日々、情報収集は大事にしましょう。
 
 
出典:https://cointelegraph.com/news/cme-bitcoin-futures-launch-possible-economic-outcomes
CME Bitcoin Futures Launch – Possible Economic Outcomes

 
 

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