クレイグ・ライト氏が主張するビットコイン、「2011年にMt.Goxから盗まれた」=元CEOのカルプレス氏

クレイグ・ライト
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仮想通貨(暗号資産)取引所マウントゴックス(Mt.Gox)の元CEOであるマルク・カルプレス氏は、クレイグ・ライト氏が主張する80,000ビットコイン(BTC)が2011年3月に同取引所から盗まれたと主張している。

盗まれたビットコイン

カルプレス氏は、「1FeexV6bAHb8ybZjqQMjJrcCrHGW9sb6uF」にあったビットコインがMt.Goxから盗まれたと、コインテレグラフに語った。

「確かに、これは2011年に確認されたものであり、記録は公式に入手可能な裁判所資料の一部にもある」

また、チューリップトラストを巡る一連の出来事におけるライト氏の動機を推測し、カルプレス氏はライト氏が自身の地位の「証拠」を提示しようとしているだけだと意見を述べた。

「正直に言うと、ライトは、彼は大量のBTCを持っている初期のビットコインのユーザーであるという『証拠』として、このアドレスを使っているだけだと思う。(彼が主張し続けている場合)彼が泥棒であるという困難な状況になってしまう。(もし彼が間違っていると認めた場合)詐欺を働いたということになってしまう」

ライト氏側は反論

一方、ライト氏はこれらのビットコインがこれまでにマウントゴックスから盗まれたという証拠の正統性に疑問を投げかけている。

「私が知っている1Feex(アドレス)のビットコイン起源に関する主張の唯一の証拠は、マルク・カルプレスとジェド・マケーレブとの間のSkypeチャットとされているものだが、その文書は検証済みのSkypeログではなく、テキストファイルのみだ。Mt.Goxからの内部/会計記録など、ほかの証拠や信頼できる証拠は提出されていない」

なおSkypeのテキストファイルは裁判所に受け入れられ、訴訟当事者はその真正性について疑問は呈していない。

サイバーセキュリティ専門家の意見

ライト氏は、2011年2月下旬にこれらのビットコインを取得するための取り決めを行い、同年3月1日に取引を完了したと述べている。

「2011年2月下旬に1Feexアドレスでビットコインを購入することに同意し、その年の3月1日にそのアドレスに転送された。現在チューリップトレーディングリミテッドが所有しているビットコインの全額は、今もそのアドレスに残っている」

そのトランザクションがMt.Goxで行われたかどうかについて、ライト氏は明確に述べていない。

数か月かけてMt.Goxのハッキングを分析した実績があるサイバーセキュリティ専門家であるキム・ニルソン氏は、コインテレグラフへのメールの中で、ライト氏のストーリーを完全に否定している。

「私がもたらすことができる最も強力な独立した証拠は、8万BTCをそのアドレスに送信したトランザクションがMt.Goxのアドレスであり、当時のMt.Goxウォレットはこのトランザクションによって完全に空になっている。だが、これは通常の動作ではなく、ライト氏が第三者からコインを購入したという主張とは両立しない。(そしてこの第三者とはいったい誰なのか?)」

なお、Mt.Goxのオーダーブックはリークされており、その文書の中にはこの金額のトランザクションは記されていない。

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