ビットコインの「サーモキャップ」、強気相場はまだ始まったばかりであることを示す

ビットコイン(BTC)
この記事は約3分で読めます。

ビットコインはまだ2021年のバブルの始まりに過ぎないことが、マイナーや投資家動向のデータが示している。

ツイッターユーザーでビットコイン価格動向を研究するGeertJancap氏は、ビットコインのサーモキャップ・マルチプルという指標から、まだ大きな成長の余地があると強気の兆候を示している。

強気相場は始まったばかり

サーモキャップとは、ビットコインのジェネシスブロックから、ある特定の日までのマイナー収入の合計値のこと。これを基にしたサーモキャップ・マルチプルは、特定の日のビットコイン価格をサーモキャップで割った倍率を示している。

これによって、マイナーや投資家の行動に基づき、ビットコインの価格サイクルを探る指標として提示されている。

サーモキャップ・マルチプルでは高い倍率であればあるほど、ビットコイン価格は割高で、倍率が低い状態は、割安であることを表している。これによって、ある価格で売却することがどれほど利益が出るのか、そしてなぜ過去のビットコインの歴史の中で価格変動が起きたのかを考察できるという。GeertJancap氏は次のように説明する

「価格がマイナー収入の50倍以上であれば、どのマイナーにとって売りで利益を得られるために売り圧力の要因となることが想像できる。要するに投資家とマイナーを比較しているものだ。」

さらに「サーモキャップはバブルのピークを比較できる」とし、「健全な」価格レベルを調べることに役立つと主張した。

2021年1月17日時点でビットコインのサーモキャップ・マルチプルは17.5を示している。16以上で「バブル期」としており、過去のバブル時には倍率が60まで上昇していたことから、ビットコインの強気サイクルはまだ始まったばかりであると指摘した。

Bitcoin thermocap vs. BTC/USD chart. Source: Geert Jan Cap/ Twitter

GeertJancap氏は「我々がまだ2021年のバブル期のローエンド(まだ低い状態)にある」とまとめている。

個人投資家の売りが弱気市場を定義する

一方で、ビットコイン保有者がどのように価格を動かし、価格に反応するかという点において、仮想通貨アナリストのウィリー・ウー氏は、ビットコインの弱気市場では、個人投資家の売りはシンプルな現象であると考えている。

ウー氏は17日、2018年下半期と2020年3月の底値の際に、個人投資家が売りに急いでしまっている現象を指摘した

「ウィークハンズ(FOMOによって購入する個人投資家)は常に降伏し、ストロングハンズの思慮深い買い手に掘り出し物を手に入れることを可能にしている」

上記は価格の上昇後に慌てて購入した投資家が、直後に価格が下落に会い売りを急ぎ、価格が下がったところで機関投資家などのストロングハンズが買い取っていくという意味だ。これについて、ウー氏は次のようにコメントした。

「これはあらゆる弱気サイクルで起こることだ」

Bitcoin realized price chart. Source: Willy Woo/ Twitter

上記のウー氏の指摘は、ビットコインが42000ドルまで上昇した後に30000ドル近くまで下落し、再び40000ドルまで上昇した最近の価格動向を示しているものと言えそうだ。

既報のように、残高が減少しているウォレットが少なくなっている一方で、1000BTC以上保有しているウォレットは増加している。小口投資家からクジラ(大口投資家)へビットコインが移行していると、ウー氏は指摘し、現在の不安定な状況の中でもビットコインを手放さないよう警告した。

タイトルとURLをコピーしました