アルトコイン

ビットコインのハードフォーク懸念の陰で急騰したライトコイン

現在ビットコインはその取引処理能力(スケーラビリティ)をめぐる技術的な議論が取り沙汰されている状態だ。これを受けて、ライトコインやリップルなどのアルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨の総称)の価格が4月以降急騰していることは先日よりお伝えしている通り。

ビットコインの技術面における課題である取引処理能力をめぐっては昨年からビットコイン開発者や企業などの間で激しい議論が続けられ、複数の解決策が提案されているものの、どの案も全体の合意が得られず実行に移すことが出来ない状態だ。

一方でビットコインの取引量は増加しているため取引処理能力はすでに限界点に近く、最悪の場合主張の異なる開発者達によってビットコインが別種類の複数のコインへとハードフォーク(分裂)するというシナリオも考えられるため、こうした不安感が現在のビットコイン価格にも影響していると見られている。

ハードフォーク問題について、くわしくは先日当ブログでの下記の記事を参照。

 
時価総額トップ100の仮想通貨の中で、時価総額ベースでビットコインが占める割合は約70%弱を占めており圧倒的な存在感ではあるものの、ライトコイン、リップルなどのアルトコインの価格は4月以降急騰している。

ライトコインは本日4月10日は前日より値を下げているものの、4月に入ってから最大約73%(4月6日時点、ドルベース)の上昇を見せており、今日現在の価格でも2週間前の2倍以上となっている。時価総額2位のイーサリアムの売買代金(流動性)をベースとしてアルトコインのフェアバリューを算出すると、ライトコインは現在時価総額トップ100の仮想通貨の中でも割安な仮想通貨となっている。

20170410-01

ライトコイン価格急騰の理由は、ライトコインが前述のビットコインの技術的解決策の最有力候補のひとつであるセグウィット(Segwit、Segrigated witness)と呼ばれる技術的施策をビットコインよりも先に採用しようとしていることが主な原因だ。

現在採用可否をめぐる投票が実施されているが、近日中に採用にこぎつけるのではないかと見られており、この採用可否の結果はライトコイン価格にさらに大きな影響を与えると考えられる。
(参照リンク:http://litecoinblockhalf.com/segwit.php

ライトコインは2011年にビットコインの欠点を解消しようと公開された仮想通貨で、数ある仮想通貨の中でも老舗の存在だ。ライトコインによるセグウィット採用がネットワークにどのように作用するかは、今後のビットコインの技術的議論にも影響を与える可能性が高いため引き続き動向に注目したい。
 

出典:http://www.mag2.com/p/money/169586
ビットコインの分裂が危ぶまれる中、ライトコインなどその他の仮想通貨価格が急騰中

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