イーサリアムを主とした、多くの仮想通貨の保管ができる、人気オンラインウォレット「MyEtherWallet(マイイーサウォレット)」がアップデートされ「MEW V5」として発表された。新機能には「マルチスワップ」などの追加機能が備わっている。
今回追加された機能は以下の通り。
◆両替サービスChangellyを利用した「マルチスワップ機能」
◆ウォレットアプリ「NEWConnect」
◆秘密鍵の管理体制の変更
ChangellyとNEWConnectについて詳しくは以前の記事を参考に。
[clink url=”https://tradebitlab.com/20190403/”]
[clink url=”https://tradebitlab.com/20190226-2/”]
MyEtherWallet(マイイーサウォレット)とは
イーサリアムやイーサリアムベースのトークン向けの「デスクトップウォレット」
イーサリアム、イーサリアムクラシック、全てのイーサリアムトークンに対応していて、最初の時点で登録されたイーサリアムトークンは663種類。ICOしたばかりのイーサリアムトークンは、カスタムトークンとして登録、管理することができる。
この「MyEtherWallet」は、PCから操作可能で人気があり、代表的なデスクトップウォレットとして知られている。ハードウェアウォレットと連携したり、ペーパーウォレット化して使用することも可能 だ。
デスクトップウォレットはWebウォレットのようにサーバー上に秘密鍵を保存していないので、たとえMyEtherWalletのサーバーにサイバー攻撃がなされて場合にも、あなたの秘密鍵が漏洩することがない。
※但し、秘密鍵は個人で管理するため、書き留めておいたものを紛失したり、ファイルを保存したPCが破損したりするとウォレットにアクセスできなくなるので、これらの管理にはくれぐれも注意が必要である。
ウォレットの種類やリスクについて詳しくは以前の記事を参考に。
[clink url=”https://tradebitlab.com/20190604/”]
MyEtherWallet(マイイーサウォレット)の作成方法
ウォレット作成は「PC」で行なう。
【1】まず、下記の「MyEtherWallet(マイイーサウォレット)」の公式サイトにアクセス。
https://www.myetherwallet.com/
【2】右上のメニューから「English」(英語)を「日本語」を選択すればサイトをある程度日本語表示に変わる。
【3】サイトが日本語表示に切り替わったら「ウォレットの新規作成」をクリック。
【4】「続ける」をクリック。
(ここから、ウォレットを作るにあたってのリスクの説明がはじまるので、自己責任においてそのリスクを読み飛ばす場合は「skip」をクリックすれば、注意事項を読み飛ばせる。)
【5】注意事項「MyEtherWalletとは?」について読む。
(MyEtherWalletは無料のオープンソースのクライアンサイドインターフェースであり、管理するのはあくまでもあなた個人であり、MyEtherWalletは銀行や取引所ではありません。秘密鍵、資金、情報について一切MyEtherWalletは知る術が無く、つまり、アカウントへのアクセス、キーの復元、パスワードのリセット、取引の取り消しはできません。)
【6】注意事項「資金はどこに保管されますか?」について読む。
(あなたのトークンとコインはMyEtherWalletには保管されない。 ハードウェアウォレット、MetaMask、またはブロックチェーンエクスプローラにはありません。 すべての資金はブロックチェーン自体にあります。 MyEtherWalletがそれらを制御できないことを意味します。)
【7】注意事項「いくつかの役に立つヒント」について読む。
(あなたの秘密鍵を誰にも決して与えないこと。無料のETHを信頼しないこと。無料のETHを配っているなど、現実的ではありません。配布元がMyEtherWalletからだとメールが来ても本物ではありません。メールで秘密鍵を要求してきても、それは現実的ではありません。
問い合わせ先:issupport@myetherwallet.com。)
【8】注意事項「いくつかの役に立つヒント」について読む。
(あなたの秘密鍵を誰にも決して与えないこと。
無料のETHを信頼しないこと。無料のETHを配っているなど、現実的ではありません。配布元がMyEtherWalletからだとメールが来ても本物ではありません。メールで秘密鍵を要求してきても、それは現実的ではありません。
問い合わせ先:issupport@myetherwallet.com。)
【9】注意事項「利点は何?」について読む。
(仮想通貨の目的は、第三者に頼ることなく人々がどこからでも匿名で安全な方法で資金を管理できるようにすることです。ブロックチェーンでは、あなたのデジタル資産は銀行や政府によって管理されていません。あなたはあなたの資金にアクセスできる唯一の人であり、あなたは承認、許可、または制限に依存することなくブロックチェーンの他のアドレスに即座にそれらを転送することができます。あなたの公開アドレスとあなたの秘密鍵は、世界中のどこからでもあなたの資金を保持し管理するために必要な唯一の情報です。)
【9】これでイントロダクションが終了となる。「Get Started」(利用開始)をクリック。
【12】任意のパスワードを入力する。パスワードは英字で大文字や数字を混ぜて分かりにくいものを推奨する。
ここで決める「パスワード」はウォレットにアクセスする重要なパスワードなので絶対に紛失したり他人に知られないようにすること。
【13】パスワードの強さがが「strong」または「Good」になれば「進む→」がグリーン色に変わるのでクリック。
【14】「キーストアファイルをダウンロード」をクリック。
ここで作成される「Keystore File」はウォレットにアクセスする重要なファイルとなるので絶対に紛失しないようにすること。
これで「ウォレット作成」が完了となる。
MyEtherWallet(マイイーサウォレット)へログインする方法
【1】「ホーム」画面から「マイウォレットへアクセス」をクリック。
【3】「Keystore File」クリック。するとファイルを要求されるので、ウォレットを作成する際、【14】でダウンロードした「Keystore File」を保管場所から選択する。
この際に「オフライン」環境で、この作業を行なうべき忠告が表示される。オフラインで作業を行ないたい場合は一旦オフラインにして「続ける」をクリック。
【4】アカウント作成時に入力した任意の「パスワード」を入力して「マイウォレットへアクセス」をクリック。
これでウォレットへアクセス完了となる。
MyEtherWallet(マイイーサウォレット)からETHやERC20トークンを送る
上記でアクセスしたあなたのウォレットから、イーサリアムやERC20トークンを送信する方法はとても簡単。
ウォレット画面から、
【タイプ】送りたいトークンの種類
【量】送りたい数量
【宛先アドレス】受取る側のアドレス
以上を入力し「トランザクションを送る」をクリックする。
(※送金を早く完了させたい場合は、画面下方の「Data & Gas Limit」をONにする。但しGas(手数料)が必要なので注意が必要。)
以上がMyEtherWalletの基本的な使い方となる。
この他、市販のハードウォレット(Ledger WalletやTRESORなど)もMyEtherWalletで使用することが出来る。PCにハードウォレットを接続し、ハードウォレットの暗証番号を入力すれば開く。
MyEtherWalletはイーサリアムやイーサリアム系のトークンを保管する場合に非常に良く使われるウォレットの代表格であるので、くれぐれも情報の紛失が無いように気をつけながら使ってみて欲しい。