米共和党議員、政府や規制当局は「ビットコインを殺す力はどこにもない」

経済/社会
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米共和党議員のPatrick McHenry(パトリック・マクヘンリー)氏は17日、米経済番組CNBCの中で、政府や規制当局を対象に据えて「ビットコインを殺す力はどこにもない」と発言した。

規制当局がオープンな分散型台帳を破壊する方法はどこにもないと指摘。しかしビットコインを真似た、完全にオープンないし分散型ではない仮想通貨に対しては閉鎖できると指摘した。

マクヘンリー氏は、特にリブラを槍玉に挙げ「真の意味でオープン型の分散型台帳ではないものを阻止することは可能」と発言

ビットコインとリブラの違いを理解する米議会議員らは昨日の公聴会において、ビットコインへの深い理解を示す一方で、フェイスブックのリブラを批判していた。

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ビットコイン vs リブラ


どちらかというと金(ゴールド)に近く、デジタルな価値の保存機能を果たすのがビットコインだと言われている。したがって、通貨としての役割に重きを置くリブラとは異なり、直接的な対立は考えにくい。

仕組みも大きく異なる。ビットコインは、完全にオープンなブロックチェーンで、不特定多数のユーザーが送金などの際にブロックに記録するトランザクションの検証作業に参加できる。

また、ビットコインのブロックチェーンはPoW(プルーフ・オブ・ワーク)によって作動している。このPoWは検証作業(マイニング)に膨大な演算処理を必要とする。消費電力が増大することがデメリットではあるものの、ノード数が多いほど一部のユーザーによるパワーの偏りが解消され、安全性が高まることがPoWを採用する大きなメリットである。POWというルールを適用することにより、悪意のあるマイニング参加者がシステムを崩壊させる事はできなくなるのだ。

一方でリブラのコンセンサスアルゴリズムは、ビットコインやイーサリアムが採用するPoWではなく、BFT(ビザンチン・フォールト・トレランス)と呼ばれるバリデート方式とされている。ノードは、リブラアソシエーションに参加を表明した企業各社が所有して、トランザクションを処理することになる。

BFTは既存のブロックチェーンよりも高い処理能力を有しており、ビットコインの7トランザクションに対し、毎秒1000とも言われている。そしてこの仕組みは5年以内に誰でも参加できるPoS(プルーフ・オブ・ステーク)に移行する予定だ。

PoSはPoWと違い、ユーザの通貨保有残高に比例して報酬が配分される。まさに富むものが富む、富裕層は永遠にマイニング報酬を受け取ることができ、PoSの経済圏では経済格差が広がり続ける。この経済圏では不平等な仕組みに気づいた者から順に抜けていくことも考えられ、それが実現すると、いつかは通貨の価値が失われてしまうのである。

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