ビットコイン(BTC)

クジラと呼ばれる大口保有者、わずかな手数料で約505億円を送金

ビットコインは支払い手段として「不適切」であるとの批判を多く受けてきているが、従来の送金を行なってきた企業が設定している送金手数料と比較すると、デジタル資産に軍配が上がる。

所有者は4億6850万ドルを幾らで送金できたか?

今週月曜、暗号通貨取引追跡ボットの「Whale Alert」は、Unknown(匿名)「Owner 26」として認識されたクジラ(ビットコイン大量保有者)が4億6,850万ドル(約505億円)相当のビットコイン(49,756BTC)をわずか374.98ドルで送金したとツイートした。

この巨額な送金も暗号通貨界ではよくあることだが、個人識別情報を提供したり、国内外の金融規制機関に転送を登録したりする必要なく転送が行われたということは指摘に値するだろう。

49,756BTCが本日、1回の送金で動かされた。これは4億6,800万ドルがわずかな手数料と短時間で送金されたことになる。政府、銀行、サードパーティーのどれも送金について確認することなく、仮に止めたくても止められない。これがビットコインの真の力だ。

「Owner 26」がウエスタンユニオンやトランスファーワイズ、または伝統的な金融機関を介して資金を送ることを選択した場合、料金ははるかに高かっただろう。(筆者は先日、数万円の海外送金を大手銀行から他国へ行なったのだが、4,500円+為替手数料を支払い、着金に2日掛かった。しかもルールが細かな書類記入が大変面倒で、一箇所間違えると訂正印を求められた。なんてもどかしい!)

ビットコインが勝者

仮に国際送金の大手プロバイダであり、大手銀行経由の送金に代わるトランスファーワイズを使用したとすると、送信者には0.36%の手数料がかかるので、今回の4億6,850万ドルの送金に適用すると、送信者は1,684,800ドル(約1億8千万円)の手数料を支払うことになる!

以前に同様の規模の送金が行なわれたが、これでも今回「Owner 26」が支払った手数料はそれより高い。例えば、5月1日に2億1,200万ドルの送金が行なわれた際、料金はわずか3.93ドルであった。この料金の大きな違いは、2億1,200万ドルの送金を行なったユーザーは「SegWit」(セグウィット)アドレスを使用したことにある。

SegWitはビットコインの「ブロックサイズ制限」を1MBから4MBに拡張した。その結果、マイナーはより多くのトランザクションを各ブロックにまとめることができるようになったので、より多くのトランザクションを同時に確認できる。SegWitユーザーはより少ない料金をで、より早い取引が可能となる。

ちなみに、Whale Alertは「Owner 26」からのトランザクションを3つ検知し、それぞれ送金額は約4億5000万ドルだった。各取引のサイズがほぼ同じであることを考えると、暗号通貨取引所がウォレット間で資金を移動しているようだと見られている。

出典:https://bitcoinist.com/bitcoin-whale-transfers-468-million-for-low-dollar-fee/
Bitcoin Whale Transfers $468 Million for ‘Low Dollar Fee’

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