12日、仮想通貨イーサリアムクラシック(ETC)は、バージョンアップにあたる「アトランティス(Atlantis)」ハードフォークを実施した。
実施完了後、ETC開発者支援ディレクターのヤズ・コウリー氏がツイートした。
Congratulations @eth_classic on the successful activation of the Atlantis Hardfork!
Was one of the longest debates to reach consensus along with a lot of the immutability politics
Learned a lot about the beauty of decentralization and a distributed community
Thx @a4fri!
?? https://t.co/FhJiqo66ww pic.twitter.com/Uu1VG6wUC0
— Yaz Khoury (@Yazanator) September 12, 2019
@eth_classic、アトランティスハードフォークの正常なアクティベーションおめでとう!多くの不変性の政治とともにコンセンサスに達する最も長い議論の1つでした。非中央集権と分散型コミュニティの美点について多くのことを学びました。
アトランティスは、セキュリティの向上、イーサリアム(ETH)との互換性改善を目指した大型アップグレードだったとしている。
イーサリアムとイーサリアムクラシックの計画
イーサリアムはスケーリングの問題、プルーフ・オブ・ステイク(PoS)への移行、そしてイーサリアム2.0へのアップグレードするための大きな計画がある。
一方、見落とされがちなイーサリアムクラシックには、おそらくイーサリアム1.0を引き継ぐような独自の大きな計画があるようだ。
これは最初からの計画であったとさえ示唆する人もいる。
イーサリアム純粋主義者
イーサリアムクラシックは、イーサネットワークの論争を呼んだハードフォークの後、2016年に誕生した。(厳密には、イーサリアムのオリジナルチェーンがイーサリアムクラシックとして残り、新しいチェーンのイーサリアムが誕生した)
分岐の過半数は、イーサリアムブロックチェーンのロールバック(巻き戻し)をサポートし、DAOプロジェクトのハッキングによる被害を覆した。
ところが少数派の純粋主義者は、ブロックチェーンの不変性が象徴する全てのものに反すると、このロールバックに、反対した。結果、イーサリアムクラシックは、元のブロックチェーンに基づいて生まれたのだ。そして伝統的なブロックチェーンと保守的なイーサリアム純粋主義者のために骨董品として残ったのかもしれない。
もしそうだとしても、イーサリアムはそれ以来驚くような変化や大きな発展を遂げてはいない。
イーサリアム兄弟が今月の顔に?
イーサリアム2.0へのロードマップはちょうど1年前に発表され、シャーディングやPoSへの意向計画などの「進歩」をもたらした。
一方、イーサリアムクラシックの開発者は、仮想通貨をイーサリアム2.0以前の状態にするアップグレードをゆっくりと実装している。
ETCがチェーンを再結合して、すべての分散型金融(DeFi)アプリを存続させようとするかもしれないと考える人もいる。これは案外、奇抜な提案ではないかもしれない。
さらに、取引所バイナンス(Binance)はここ数週間で、確実にイーサリアムクラシックに比重を取っている。ETCは、バイナンスが最近発表したレンディング(仮想通貨貸付)商品の3つのフェーズすべてに存在しているからだ。
風刺的な観察者の一人は、これは当初からの計画されたものであり、DAOハックは「進歩的な」イーサリアム2.0の「保守的な」バックアップバージョンを意図的に作成するための、内部的な犯行であるとさえ示唆した。
これは明らかにジョークだとしても、仮想通貨愛好家は、この様な良い陰謀説が好きなようだ。
出典:https://bitcoinist.com/with-eth-2-0-to-be-launched-soon-wheres-ethereum-classic-at/
With ETH 2.0 To Be Launched Soon, Where’s Ethereum Classic At