ポケットハッシュとは?
ポケットハッシュ(PocketHash)は集団でマイニングを行う「クラウドマイニング」サービスをスマホアプリで提供している。2020年1月25日から日本でだけ登録がスタートし、今後はヨーロッパにも進出する計画があるとしている。
比較的新しいクラウドマイニングだが、スタート時には多額のキャンペーン報酬を謳い、登録者は1万人以上になった。稼げるとの話題もチラホラ見られたせいか、ツイッターの一部で盛り上がりを見せていた。
ポケットハッシュ大好評です✨
みんなじゃんじゃんと収益をあげてます!スキームを理解すればこれほど硬い案件はないかなと思います!
みんな今年は俺に続け!👊👊https://t.co/zeR9MMDpyu
IT8K8e
こちらのコードを使ってください!— ポケットハッシュ【T】 (@training02077) March 1, 2020
しかし、オープン以降は緊急メンテナンスを連発し、ユーザーの肝を冷やしている。
#ポケットハッシュ
新たなメンテナンスアナウンス入りました。https://t.co/TqSCWfgsMz pic.twitter.com/Hn12nODcIJ— yasu (@pkh_jp) March 30, 2020
運営会社について
ポケットハッシュの運営会社はPOCKETHASH Ltd,だ。どんな企業なのか気になってPOCKETHASH Ltd,について調べてみたが、新規アカウント登録が出来る携帯サイトのみで、ホームページは見つけられなかった。Mediumにあげられているブログは見つけることができた。運営母体が不明なのはいかがなものか。
ただ、コインテレグラフのプレスリリースには、「人工知能の開発やASICの開発などを行い事業の拡大を行い、アメリカ大手銀行からの出資と中国への進出をきっかけにマイニング事業を開始した」ということだけ書かれていた。大手銀行などの具体的な名称はなく、今のところ企業の実態は見えてこない。
メンテナンス以降、出金停止の状態に
5月12日~18日に緊急メンテナンスを再度発表、出金などもすべてが停止された。

PocketHashの頻発する緊急メンテナンス
ポケットハッシュ再開5/22か
— とにー@副業頑張る会社員 (@FI7aU6yx6Kcm1WH) May 21, 2020
その後は、暫くアクセスしていないとアカウントが勝手に凍結されるなどの無謀なサービスが繰り返されている。
おいいいいい!
本垢凍結されたやんけスキャムのくせにやってくれますね
複垢いっぱい作ってるから飛ぶまで抜きまくってやるからな
宣戦布告だ pic.twitter.com/uj7bMICwTN
— yomogi@1年B組 (@airdrop_1b) May 27, 2020
さらに、なんとビットコイン(BTC)が出金できないトラブルも発生。本日6月22日現在もまだユーザーはBTCが出金できないという悲惨な状況にある。
ポケットハッシュ背景変換機能を搭載。
出金はまだ確認できず。待ちます。 pic.twitter.com/iqJ56QBhDW— エフもん (@fmontweet) June 22, 2020
言うまでもないが、ポケハユーザーは無責任なアップに煽られても今不用意に入金しちゃダメだぞ?
入金していいのはキャンペーン配布が確認されてスムーズに出金が再開されてからだ
ここは運営との駆け引きのタイミングだぞ?#ポケットハッシュ#まずは出金話はそれからだ
— ほぼ泉忠司 (@izumin_scam) June 21, 2020
6月5日に出金の手続きをしたポケットハッシュ、未だに審査中。アップデートしたのに審査中。このまま終わるのか。
誰か出金出来た人いるのか— ゆったり犬 (@yuttarikenn) June 21, 2020
ポケットハッシュは、今審査中の出金がされないうちは、新たな入金はしない。
もう、半月出金されない。#pockethash— Masa NEMOTO (@valjoux7765) June 20, 2020
この事態を不安に思ったユーザーがサポートに連絡するも返信が来ない状況が続いているそうで、もしかすると運営サイドはこのまま音信不通になってしまう可能性もあると見られている。
経験上、投資したものが「短期で」何倍にも返ってくるような美味しい話は詐欺であったり、そうでなくても多額のリターンや原資を短期に回収できる話には大きなリスクが伴う。投機は慎重に行いたいものである。