Binance Smart Chain(BSC)が日次取引量でイーサリアムを上回る、イーサリアムキラーの台頭が顕著に

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Zhao Changpeng Photographer: Anthony Kwan/Bloomberg
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大手取引所Binanceの提供するブロックチェーンBinance Smart Chain(BSC)が、日次の取引量でイーサリアムを上回ったことがわかった。BinanceでCEOを務めるChangpeng Zhao氏(CZ)が2月10日に明らかにしている。

イーサリアムのガス代(取引手数料)が高騰している状況を受け、別のブロックチェーンに移管するサービスが増える中、その筆頭格であるBSCが台頭しているようだ。BSCは、イーサリアムと比べて分散性に劣るものの、その分実用性に長けており取引手数料を安く抑えることができる。

CZ氏も、BSCの手数料がイーサリアムと比べて劇的に安価である点を、今回取引量が上回った最大の要因だと言及した。BSCが正式に公開されてからまだ6ヶ月ほどしか経っていないことを踏まえると、いかにイーサリアムのガス代に悩まされているサービスが多いのかが伺える。

BSCのデータ分析サイトBscScanによると、現在の1日あたりの取引量は160万件を超え、1月の総取引額は150億ドルに及ぶという。

BSCの取引手数料は、Binanceの独自トークンBNBによって支払われる。ここ数日、BNBの価格が高騰しているのは、BSCの利用者が増加したことが要因だと言えるだろう。

なお、分散型アプリケーションの分析サイトDappRadarが公開したレポートでは、BSCの台頭は1つのサービスに依存したものだとしている。現在、約60のサービスがBSC上で稼働しているものの、90%以上の取引をVenusというサービスが占めているという。

Venusでは、2月10日までに240億ドルもの取引額が発生していた。これは、イーサリアムを含めた全てのブロックチェーン上で稼働する全サービスの中で最大の取引額になるという。

BSC以外にも、AvalancheやMaticといったブロックチェーンが徐々にエコシステムを拡大している。いずれも、イーサリアムと互換性を持たせることでサービスを移管しやすくするなど、開発者に配慮した仕組みを提供している点が特徴だ。

イーサリアム2.0やセカンドレイヤーの開発は進められているものの、しばらくイーサリアムのガス代を懸念して他のブロックチェーンに対応するサービスは増えていくだろう。

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