シェル株、減配と迫りくる原油問題に浮足立つ

経済/社会
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原油価格の崩壊により、シェルの配当は打ち消された。

2018年と2014年の原油価格の暴落でさえ、シェルオイルカンパニーの配当の66%は消滅しなかったため、原油関連の株へ投資する人にとっては憂慮すべきニュースである。実際、シェルが1945年以来、配当を減配したのはこれが初めてである。

シェルは何千人もの個人投資家や年金基金を含む株主に、約80年ぶりに今減配することが彼らの最善の利益になると語った。

シェルは、ロイヤルダッチシェルの米国を拠点とする子会社であり、ロンドンFTSE-100でこれまで最高の配当を行ってきた企業である。

シェルのCEOのBen van Buerden氏は、石油会社は「不確実性の危機」に直面していると警告している。

それに応じて、シェルの株(NYSE:RDS.A)は木曜日の取引で13%下落した。ブリティッシュペトロリアム(NYSE:BP)は6%の下落、エクソンモービル(NYSE:XOM)は2.5%の下落で最悪の自体から脱出することができた。

不滅のオイル産業の不確実性

2008年、原油価格は大不況の後、暴落した。世界恐慌以来、最初の世界的な経済収縮はオイルの需要を止めた。

2014年には、さまざまな要因が組み合わさって再びバレルの価格が暴落した。

連邦準備制度(FRB)は長年の量的緩和をほどき始め、ドルの購買力を強化した。オイルの価格は通常米ドルで設定されているため、ドル高により価格は下落した。一方、中国の需要は伸び悩み、米国、カナダ、サウジアラビアでのオイル生産の増加により供給過剰が生じ、価格はさらに下落した。

化石燃料は永遠に販売される?

激しい世界経済の収縮が続く限り、原油価格と株式は弱まるばかりだ。したがって、中期的なオイル株への投資の見通しは良くない。

さらに悪いことに、エネルギー部門は危機に陥り、借金で壊滅的に過剰レバレッジに陥った。過去10年間における米国の石油会社のD/Eレシオの上昇は、信じられないほど極端だ。このセクターの中小企業は、この危機の間に大規模な政府の支援なしでは破産に直面してしまう。

さらに長期的に見れば、太陽エネルギーなど代替のクリーンで再生可能なエネルギー源の出現により、さらに存在的な脅威に直面している。

70年代以降、太陽エネルギーの価格はますます安くなり、化石燃料への圧力がかかっている。

今年現在、太陽光は伝統的に最も安価なエネルギー形態であった石炭よりも安価になった。一方、テスラのイーロン・マスクCEOの様な人達は、化石燃料燃焼エンジンに取って代わる、すべて電気式のバッテリー駆動モーター・インフラストラクチャを開発し続けている。

Shell Stock Is Reeling From Dividend Cut & Looming Oil Disaster
Royal Dutch Shell drastically cut its dividend for the first time since 1945, a monumental warning to oil stock and futures investors.
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