金融業界が問題でないのなら、なぜウォーレンバフェットはゴールドマンサックスを売ったのか?

経済/社会
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巨額のキャッシュを貯めているにもかかわらず、ウォーレンバフェットは株の売却を続けている。航空会社の株を完全に売却した後、彼の最新のターゲットは金融大手のゴールドマン・サックス(NYSE:GS)だ。

今年のバークシャー・ハサウェイの年次総会で、バフェットは「銀行が主な心配事ではない。」と述べた。それではなぜ、彼はゴールドマン・サックスの株を84%も手放したのだろうか?

バフェット「古き友人にサヨナラを」

バフェットは最近、フィリップス66や、長らく保有していた保険大手旅行会社Cosなど、多くの古き友人を手放してきた。

バフェットが保有していた航空会社の株も手放した際には、コロナウイルスのパンデミックによって引き起こされた米国の悲惨な雇用率の下落と共に、バフェットのファームの潮目が変わったと考えるのが理にかなうだろう。

驚くべきべきは、バフェットが年次株主総会で銀行株に問題はなかったと告げてから数週間後に、ゴールドマン・サックスから手を引いたことだ。

彼らは(2008年に)してはならないことをいくつか行っており、事実、現在とはかなり異なる財政状態にありました。ですから、この特定の状況において、銀行システムには問題はありません。銀行は非常にうまく機能していて、非常に良好な状態にあると思います。 …彼らはそこに大きな積立金を備え、独自のバランスシートを構築しました。

バフェットはこのように述べている。もし財政状況に問題がないのであれば、彼の保有の多くを売却したのはなぜか?裏で何かが動いている。

答えは、同じ年次総会の中でバフェットが述べた言葉にある。

銀行に大きな負担をかけるシナリオも考えられるし、それは全く可能性がない訳ではありません。彼らはエネルギーローンで問題を抱えることになり、消費者信用にさらに問題を抱えることになるでしょう。

エネルギーローンがいかに悲惨な状況にあるか、少なく見積もることはできない。

世界経済の好景気が、主要銀行のレバレッジを後押ししたかもしれないと悟った時、そこに多くの希望はない。JPモルガン・チェース(こちらもバフェットが出資を調整した)は2016年に、原油が18か月以上25ドルに留まった場合、粗悪なエネルギーローンの積立金を15億ドルまで増やすと述べていた。

さて、1バレル、マイナス40ドルはどう聞こえるだろう?JPモルガンとゴールドマンが慎重であったとしても、被害は避けられず、すでに現れている。

バークシャーとゴールドマンの株価は共にこの6か月低迷が続いている。

次に、消費者信用について見てみよう。 3,600万人以上のアメリカ人が失業している。失業手当が給付されるが、まだ多くの州が未払いである。

ゴールドマンサックスはリテールバンキング(個人や中小企業を対象とした小口金融業務)に力を入れており、現時点では大きな展望はない。FRBは最近、家計の債務不履行が急増する可能性があると警告している。

目下の話は、マイナス金利の可能性であり、銀行のローンに利息をつける能力が崩壊した場合、銀行に深刻な打撃を与える可能性がある。

ジェローム・パウエル氏とFOMCの他のメンバーはゼロ以下にカットするという考えに強く反対したが、これまでに行われた増刷のスケールを考えると、これが起こるのを先延ばしにすることはできないだろう。

バークシャー・ハサウェイは空気の薄さを感じている

億万長者の投資家になるためには、被害の程度をよく理解することだ。

バフェット氏は正確には嘘をついていない。コロナウイルスとそれに関連するロックダウンが問題であり、銀行そのものが問題ではない。残念ながら、誰もが10年間の僅かな利益でリスクを冒して責任をとらされるだろうかも知っているし、バフェットもそうである。

恒久的な解雇と大規模な倒産の嵐が発生しており、これはウォール街の救済が必要になることを意味する。バークシャー・ハサウェイは舞台を降りた。

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